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施設見学1:KEKコミュニケーションプラザ

まず一行がやってきたのは、常設展示ホールの「KEKコミュニケーションプラザ」。

ここでは、加速器の動く仕組みや研究で使われている素粒子など、KEK内で行われている研究の基本的な内容を学ぶことができます。

▲入口部分。中央に立っているのは、案内役の高橋さん(通称:しょーたくん)

奥に進むと「3面モニター」を抱えるシアタールームがあり、KEKの施設紹介ビデオを観賞することができます。

▲大スペクタクルでお届け

ここで、ビデオ観賞を終えた須貝からこんな質問が。

しょーたくん! KEKで行われている研究って、わかりやすく言うとどんな内容なんですか?
ざっくり言うと、宇宙の始まりに起きた大爆発「ビッグバン」を再現しようとしています。

電子と陽電子を衝突させて人為的に小規模なビッグバン(ミニ・ビッグバン)を起こし、それにより生まれる粒子の性質を調べることで、宇宙がどうやって作り上げられたかを解明することが究極の目標です。
なるほど! 完全に理解した。

陽電子:基本的な性質は電子と同じだが、正の電荷を帯びている素粒子。ある粒子について、質量や物理量は同じだが、電荷の符号が逆である粒子を「反粒子」という。

 

ノーベル賞のメダルのレプリカ!

研究内容の説明を受けた後、一行はプラザ奥にある「ノーベル賞コーナー」へ。

ここには、KEK特別栄誉教授である小林誠さんがノーベル物理学賞を受賞した際に授与されたメダルのレプリカ、および益川敏英さんと共同で執筆した論文が展示されています。

▲目の前に、偉業を語るモニュメントが!

小林誠:2008年、益川敏英とともにノーベル物理学賞を受賞した物理学者。受賞研究の実証に、後述するBelle II測定器の前身「Belle測定器」が貢献した。

 

ちなみに、論文の横には小林教授のパネルがあるのですが……。

▲小林教授のヘルメットにご注目

▲なんと、ヘルメットは外せます!

コミュニケーションプラザの見学はこれにて終了。バスに乗って、次の見学施設へと向かいます。

次ページ:今しか見れない測定機器がある! 素粒子を観測するBelle II測定器

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