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4人目:河村・拓哉

最後に控えるは河村・拓哉。その独特な発想力でこれまでQuizKnockを導いてきました。参加者の間には、期待と不安の入り混じった空気が漂います。

僕はスノースタイルでいこうと思います。

スノースタイル:カクテルグラスのふちに塩や砂糖をつけてドリンク一緒に味わう飲み方。

あれって基本塩じゃないですか。今回は山椒でやろうかなって。
えっ。

バッ

ザッ

スノーだって言ってるでしょ。
舌ビリビリにするつもりなの?
今回選んだ偉人が身長が低いことをコンプレックスに持っていたと言われているんですよ。「山椒は小粒でもピリリと辛い」という言葉から山椒を使うことにしました。

続いて使うのがキルシュヴァッサー。お菓子作りにも使われるさくらんぼのブランデーです。
今回イメージする偉人は、さくらんぼの品種や、ブランデーの熟成度合いを表すランクにも名前を残す人物なんですよ。
それならぴったりですね。
そして、本人登場じゃああぁ!!

いいちこ……「下町のナポレオン」……。
そう。
ズバリ、今回イメージする偉人は「フランスのいいちこ」ことナポレオンです。
逆だよ逆。
そしたら作ってくぞ。

ドポドポドポ……

ジャカジャカジャカジャカ

あ、そっちで振るんだ。
オシャレなのか何なのかもうわからない。
誰か河村さんを止めないんですか。
シェイクしたら「缶詰」を添えて出来上がりです。

ナポレオン:1769年にコルシカ島で生まれ、フランス革命で活躍した軍人。1804年にはナポレオン一世として皇帝に即位するも、最終的にはワーテルローの戦いに敗れその治世を終えることとなった。

 

河村・拓哉のインテリカクテル

「缶詰」は長期保存ができる軍用食を作るために、ナポレオンの指示によって開発されたと言われています。というかお酒と一緒に食べたいものだから用意しました。早く開けよう。
もう欲望がだだ漏れですね。赤貝とカニって、完全につまみとして選んでるもんなあ。

▲河村「柿ピーおいしいよね」

その後河村・拓哉は「俺の辞書に不可能の文字はない」と叫んであさぬまの用意した柿ピーも開け始めました。

完全に暴君です。

試飲

あまりの勢いに呆気に取られてしまいましたが、お味の方は果たしていかがでしょうか。

キルシュヴァッサーが入ってるとはいえ、これも和風な感じでまずくはないと思うんだけど……。

▲笑顔で飲み干すソフロレリア

すごい、完全にいいちこですねこれ。
いいちこです。
いいちこだ。
キルシュヴァッサーと山椒が少なすぎたか? 僕も飲んでみるか。

いいちこだなぁ。

▲せっかくのバーなのに

缶詰もあるせいで、完全に居酒屋の空気感なんですけど。フランスはどこにいったんだ。赤貝と柿ピーが大正解になってしまった。
ここは赤羽なんじゃないかって気がしてきました。

完全に居酒屋の空気になってしまったのでここで強制終了。間違いなくおいしかったものの、コンセプトが迷子になってしまったのでお開きです。

終幕

かくしてインテリカクテル選手権は幕を閉じました。

その後「ナポレオンは偉大だあ〜」とはしゃぎながらいいちこを飲み干していたところまでは思い出せるのですが、その先のことはいまいちよく覚えていません。きっと記憶はセントヘレナ島に流されてしまったのでしょう。

ちなみに選手権として、優勝の座はあさぬまにちゃんと贈られました。

偉人のイメージを簡潔に表現し、なおかつ味も素晴らしかったので納得の優勝です。

果たして第二回は開催されるのでしょうか。

機会があったら、また次回の選手権でお会いしましょう。それでは。

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この記事を書いた人

志賀玲太

志賀玲太です。東京藝術大学美術学部芸術学科を卒業。なんだかよくわからない記事を書きます。大概のことは好きです。

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