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こんにちは、志賀です。

さてみなさん、お酒、飲んでますか?

▲俺たちは飲んでるよ

前回、狂乱の果てに全員が泥酔という無残な結果に終わった「偉人×カクテル選手権」。偉人をイメージしてオリジナルのカクテルを作るというシンプルなルールながらに豊富な知識巧みなプレゼン力が求められる高度な選手権であることがわかりました。

今回は、そんな偉人×カクテル選手権第2回の模様をお届けします。前回にも増してお酒が好き、かつ多彩な知識を持つ頭脳派ライターたちに集まってもらいました。どんな偉人が選ばれ作品に仕立て上げられるのか、そして前回の反省は生かされるのか、注目が集まります。

↓ざっくりとしたルールはこちら

それでは早速、スタートです!!

今回の参加ライター

ノブ:現役東大院生。地元の偉人をアピールすべく、研究の合間を縫って本企画に参戦。
チャンイケお酒は基本レモンサワーしか飲まないが、「カクテルは俺に任せろ」と参戦(根拠ゼロ)。
あさぬま:誰よりも偉人カクテルを飲んでいる前回優勝者。好きな酒豪の偉人は若山牧水。
須貝駿貴:お酒をアルコールと呼ぶと「プロパノールとかも飲まれるんですか?w」と絡んでくる。

※本企画は施設貸し切りの上、換気・消毒などの感染対策を徹底した状態で、撮影時と試飲時のみマスクを外しています。

1人目:ノブ

▲今回もバーは貸し切りました

今回トップバッターを務めるのはノブ。スポーツから勉強までどんと来いの、東京大学に在学中のライターです。そんな彼はこの「偉人×カクテル選手権」という未知の壁にどう挑むのでしょうか。

今回は僕が大好きな偉人を一人選んできました。
その偉人の「性格」を表すような、そんなカクテルを作っていきたいと思います。

▲そう言って取り出したのはワイン

今回ベースになるのはワインです。こちらはスペイン産のものを使います。どうやら、私が選んだ偉人もスペイン産の赤ワインを献上されたことがあるようなんです。
店頭に5種類くらい並んでいるものの中から一番高いものを選んだので、きっとおいしいと思います。
もうそのまま飲ませてくれません?
いきなり趣旨を壊さないで。

▲さっそうと注ぎ始める

その偉人の性格の特徴は、一言で言ってしまえば「我慢強い」ところです。これで僕、ピンと来ちゃいましてね。世の中には、ある我慢強い実験があるじゃないですか。8年くらいかかるやつなんですけど。
もしかしてピッチドロップ実験の話してる??

ピッチドロップ実験:非常に粘性の高い「ピッチ」と呼ばれる物質の性質を調べるための実験。雫が一滴落ちるのを観察するのに数年間もの期間を要することで知られる。

そこでこちらを用意しました。漏斗です。

▲気付いたら白衣に着替えているノブ

その偉人の性格を表した言葉として有名なのが、「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」です。もう皆さん誰かおわかりですよね?
徳川家康か。

徳川家康:江戸幕府の初代将軍。忍耐強く好機をうかがうその性格は、織田信長・豊臣秀吉と比較して鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギスと表現された。

これから行うのは「落ちぬなら落つまで待とうピッチドロップ実験」というわけで、ワインにじっくり液体を垂らしていく工程です。今回はハチミツを使います。
それ粘度の高さだけで選んでない?
気のせいです。それではやっていきましょうか。

トロ〜

ポチャンッ

一滴目が落ちてきた落ちてきた。

▲「……」

ピチョン……ピチョン……。

……これ何がおもろいんや?
これ全部落ちるまでを、2回やります。

2回!?」

やっぱりね、我慢してこそおいしいものができるってわけですよ。家康なんてどれだけ待ったのかって話。
みんなもう聞いてませんよ。

『Predynastic Egypt』の動画、もっと伸びてもいいと思うんだよな。

▲「本当に面白いよなこの動画」

みんな観ろよな。
須貝さん、そういう時間じゃないです。
あの、皆さん、もうすぐ終わりますよ。

▲やっとできた

もう終わった?
最後に、味の調整のためにオレンジジュースを適量加えます。そして折角なので付け合わせとしてこちら、三河の味噌を使用した味噌汁もどうぞ。皆さん、お待たせしました。
待たされたよ。

ノブの偉人カクテル

ワインとハチミツは合いそうなんだけど、どうなんだろう。
待つこと以外に徳川家康の要素をほとんど盛り込むことができなかったのは悩みですね。
たしかに。

試飲

初っ端から時間を大胆に使った戦法で参加者を振り回したノブ。普通にスケジュールがめちゃくちゃ押したので、やめてほしいです。しかし大事なのはここから。カクテルである以上味も重要な評価ポイントになってきますが、果たして。

▲「バカ甘いわ」

ハチミツの味しかしない。
待ちすぎたんだ。
オレンジジュースの爽やかもあって確かにおいしいんですけど、いくらなんでもハチミツが多いですね。
香りはちゃんと赤ワインなんだけどな……。

「待たせる」というアイデアで一点突破を狙った結果、何か大事なものを見失っていたようです。ハチミツが濃いとはいえ決して悪くはない味のようでしたが、偉人の再現度も伸び悩んでしまいました。

折角用意したんだから付け合わせの味噌汁も飲んでくださいよ。
もらうわ。

ほっこり

朝の光景だよこれ。

次ページ:続くチャンイケ、まさかの大失敗……!?

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この記事を書いた人

志賀玲太

志賀玲太です。東京藝術大学美術学部芸術学科を卒業。なんだかよくわからない記事を書きます。大概のことは好きです。

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