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株式会社JERA

あけましておめでとうございます。木村です。

みなさん、おせち料理はもう食べましたか? お重にカラフルな食材を詰め込んだ「年に一度のごちそう」感が、私は好きです。

気づけばこれまで20回ほどおせちを食してきたわけですが、2024年を迎えるにあたってふと思ったのです。

もっともっと斬新なおせちがあってもいいんじゃない……?

おせちに入っている食材ひとつひとつには、長寿学業成就などさまざまな願いが込められています。QuizKnockの手にかかれば、従来の食材に代わる新たな「縁起物」たちを集めて、とびきりインテリジェントなおせちが作れちゃうはず!

というわけで、知識も食材も詰め込んだ「インテリおせち」を生み出すべく、4人のメンバーが集結しました。

QuizKnockインテリおせち選手権、開幕です。

▲お重も用意して準備万端

今回は、みなさんにこちらの3つのテーマで食材を用意していただきました。

だて巻きってそういう感じでいいんだ。
だて巻きの時点でまあまあこじつけなんです。
なんかさ、この企画が始まる前に、河村さんが「今日は絶対勝つ」って言ってたんだけど。
ええ、勝ちにきました。
「縁起のいいおせち」を作る企画だよ?
なんか気合いが違いますね。

1人目:志賀玲太

トップバッターは志賀。人気企画「インテリカクテル選手権」の生みの親ですが、食材への造詣は果たして。

おせちについて考えてみたんですよ。だて巻きは巻物に似てるから知恵がつく? えびは腰が曲がってるから長寿?
めっちゃイチャモンつけるじゃん。
まどろっこしいなと。もっと直接的にいきましょうよ。というわけで、今回私が作ってきたのはradicalおせちです。
ラディカル……?
radical:英語で「根本的な」「本来の」

根本からいくってことです。まず、こちらが学業成就にちなんだ料理なんですけど。

学業成就

▲1品目から見慣れない料理登場

わかんないなあ。
一回食べてみます? 食べて、何を使ってるか当てられたらすごいですよ。

▲東問「鹿児島のだて巻きってこんな感じだった」

なんか、細長い野菜みたいなのが入ってるんですよ。モロヘイヤ? 違うか……。
こちらはですね、シャオムと呼ばれる野菜です。アカシアという木の新芽のことで、タイではよくこうして卵焼きにして食べられています。
ほう。
このシャオム、熱を通す前はすごく変なにおいがするんですよ。ちょっと生のやつ持ってきますね。

▲化学実験の嗅ぎ方

あー、このにおいね。
いわゆる「アジアのマーケット」なにおいがしますよね。で、このにおいのせいで、中国とかだと「臭い菜」と書いて「臭菜しゅうさい」と呼ばれちゃうんですね。
我々が目指すのって、秀才じゃないですか。

▲早くも一本取られてしまった

というわけで、「秀才」をそのまま入れちゃいました!
「しゅうさい」ね、そういうことかあ〜!
……でもですねみなさん、「秀才」でとどまっちゃダメじゃないですか。
まさか、あれ入ってます???
卵焼きにほのかな甘味があったと思うんですけど、これです。

▲秀才に続いて「天才」登場

「てんさい糖」入れてます♪
てんさい:「ビート」や「砂糖だいこん」とも呼ばれる植物で、その名の通り砂糖の原料になる。日本では北海道で生産されている。

ランクアップが早い。
とまあこんな感じ。「秀才」「天才」と入ったので、学問はこれでバッチリです!

長寿

では続いてこちら。

▲とりあえずおいしそう

こちらりんごのコンポートです。はい、もう察してますよね。
へっ? どういうことですか?
いやいや、りんごといえば有名な品種があるじゃないですか!
どれだ? ……あっ、あ〜! そういうことか!
はいこちら、ふじりんごです!

▲もう止まらない

「ふじ」=「不死」ということで、「不死身ふじみ」です。死ななければいいんですよ。あとこっちのコンポートにもね、てんさい糖使った。
じゃあもうこれでいいじゃないですか。
これ食えばいいよ、これで天才で不死身になれるから。

▲史上最強のコンポートをいただく

味付けにはシナモンを使ってます。あと、上に乗ってるレーズンも味の調整。
味の調整してる人だ。ちゃんとうまいな。

自由枠

じゃあ最後は自由枠なんですけど、こちらです。

……?

ご飯だ。
ご飯です。
まあ自由枠と言われて迷ったんですが、結局は全ての望みが叶えばいいと思ったんですよ。
うん?
みなさん、このお米をはじめ、我々の食生活を支えてくれているのはどんな組織ですか?

▲これまでの流れから、何かを察した3人

なるほど、全農だ……。
このご飯にはちゃんと、「ぜんのう」のマークが付いてるんですね!

ワイルドカードじゃんかあ!!!
はい、この3つを合わせて天才で、不死身で、全能。もういいんですよこれで。
完成してしまった……。

▲「天才」卵焼きをおかずに「全能」ご飯を食べる

結果

全体的においしかったなあ。
「全能」がちょっと正解っぽくて悔しい。
パックのご飯はどうやってお重に詰めるんだ。
わかってもらえたと思います。おせちは、こういう言いがかりで大丈夫なんです。

まさかのダジャレ一点張りで攻めてきた志賀。ツッコミどころ満載ですが、味はかなり好評でした。

次は僕。甘いものにかけてきましたよ!

次ページ:QuizKnockの「スイーツ王」が火を吹く! 東問の力作登場

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この記事を書いた人

木村 真実子

東京大学4年生の木村です。生物素材化学について勉強しながら、作問したり早押ししたりしてクイズを楽しんでいます。好きなものはJ-POP・広島東洋カープ・フクロウなど。身の回りを見渡すのが少し楽しくなるような記事を目指します。よろしくお願いします。

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