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問題の解説

第1問

【すでに絶滅しているにもかかわらず、ワシントン条約の規制対象にする動きがある、動物は何でしょう。】

正解は「マンモス」でした。

近年、象牙取引への規制が国際的に強められており、現在では象牙製品の国際取引について、原則禁止となっています。これは、象牙を目的とした乱獲により、ゾウの個体数が大きく減少しているためです。

これを受け、象牙需要の高い中国などでは、代用品としてマンモスの牙の取引が盛んに行われています。

マンモスの牙は、主にロシアの永久凍土から採掘されます。中でも、過去に気温-72.1度を記録した「世界一寒い国」ロシアのサハ共和国には、およそ50万トン分のマンモスの牙が埋まっているとされています。

マンモス自体はすでに絶滅している生物のため、本来であればワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)の対象外です。しかし象牙とマンモスの牙との見分けは外見だけだと難しく、象牙をマンモスの牙だと偽って輸出入するケースも存在します。

このため、ワシントン条約でマンモスの国際取引も禁じようとする動きが出てきた、という流れです。

ちなみにマンモスの発掘では、永久凍土で氷づけにされているため、骨や牙だけでなく、肉や血液、毛などが見つかることもあります。そのため、クローン技術でマンモスを復活させるプロジェクトなども各国で行われています。

第2問

【特別養子縁組の対象年齢が引き上げに。さて、普通養子縁組と比べ、特別養子縁組は主に何が違うでしょう。】

正解は「特別養子縁組では、子どもと実親との親族関係が終了する」でした。

養子縁組の制度には、大きく2種類あります。1つは、戸籍上、養親と実親が併記され、実親との親族関係が残る普通養子縁組」。もう1つは、子どもと実親との親族関係を解消し、養親の実の子として親子関係を結ぶ「特別養子縁組」です。

「普通養子縁組」は、「家」や「家業」を残したい場合などに利用されます。養子となる人が成年(成人年齢の引き下げ後も20歳のまま)で、養親と養子が同意していれば成立します。

対して「特別養子縁組」は、貧困や児童虐待などにより、実親と暮らせない子どもを救済する制度です。実親との親族関係が終了するため、実親の同意や家庭裁判所の審判が必要になるなど、成立には厳しい要件があります。

その要件の1つに、養子となる者の年齢があり、現在は「原則6歳未満」と定められています。これが見直し案では、「原則15歳未満」に引き上げられています。

また見直し案では、実親が同意してから2週間経てば、実親が同意を撤回できないようにする方針です。

いずれも昨今の深刻な児童虐待問題を受けての見直しで、未就学児童だけでなく、小中学生の救済も可能にすることが狙いです。今国会では、これらの改正案が提出される見込みです。

第3問

【世界で初めて上海ディズニーランドに建設予定のアトラクションの題材である、アカデミー賞受賞歴もあるアニメ映画は何でしょう。】

正解は『ズートピア』でした。

中国の上海ディズニーランドに、人気のアニメ映画『ズートピア』を題材としたアトラクションが建設予定です。

世界のディズニーパークスにおいて、『ズートピア』がテーマのアトラクションが登場するのは、上海ディズニーランドが初めてとなります。

『ズートピア』は、2016年のアカデミー長編アニメ映画賞を受賞した作品です。日本でも話題となりましたが中国での人気は非常に高く、2019年1月現在、中国で最も興行収入の多かったディズニー映画となっています。

誤答選択肢の『トイ・ストーリー』は、2010年に『トイ・ストーリー3』でアカデミー賞を受賞していますが、すでに東京ディズニーシーなどにもアトラクションがあるので設問と合いませんね。

また『ミニオンズ』は、ユニバーサル・ピクチャーズの作品なので、ディズニー系列への登場は難しそうです。

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